数年前から認知度が高まっているうつ病ですが、症状が出やすい性格というのがいくつか存在します。そのため自分は大丈夫と思っていても発症してしまうケースが多くあるようです。事前にうつ病を回避するために発症しやすい性格を知って対策方法を考えておきましょう。まず一つ目は「生真面目」な性格です。生真面目な性格の人は仕事熱心なタイプが多いです。また、自分で立てた目標を必死で達成するための努力を怠らない意思の強い人が多いのも特徴です。その行動は真面目を通り越してストイックです。そんな生真面目な人は自分を責めてしまうことが原因でストレスが溜まってしまいます。また、「遊び=怠ける」と思ってしまい息抜きの方法を知らない場合が多くあります。また几帳面や完璧主義などの傾向が強い人もストレスを溜めやすいので注意が必要ですよ。二つ目が「周囲の目が気になる人」です。これは周りからよく見られたいタイプの人や周りの顔色ばかりを窺ってしまう人もそうです。人目を意識することで見た目に力を入れれば自分を高める行動ができます。しかし、心が不調になってしまうと誰かに悪口を言われているのではないかと被害妄想が症状として現れてしまいます。さらに状況が悪化してしまうと対人恐怖症を併発してしまう可能性があります。三つ目は「責任感や義務感が強い性格」の人です。周りの期待に応えようと高い目標を設置してしまう傾向にあるので、自分を追い詰めてしまいます。また、目的達成のためなら自分の休息などをないがしろにしてしまう人も多くいるのが特徴のひとつです。たまには周囲の期待を気にすることなくマイペースで働くことで少しは肩にのしかかっている義務感やプレッシャーを軽くできますよ。四つ目が「感情表現が苦手な人」です。単純に自分の気持ちが中々言い出せない人もいますが、感情を押し殺してしまうタイプの人も注意が必要です。相手に合わせることで物事がスムーズに進むならと自分の意見などを伝えないでいるとそれがストレスになってしまいます。そのため、ときにはきちんと自分の意見や感情を伝えることが大切です。五つ目が「自己責任の意識が強い性格」の人です。自己責任の意識が強い人はトラブルの原因を人のせいにできません。そのため色々なことを一人で抱え込んでしまいます。そうすると段々とストレスが溜まってしまうのです。たまには原因をはっきりとさせて違う対策方法を考えることでストレスが軽減されます。
最近テレビなどのメディアで「新型うつ病」というのを耳にする機会が増えてきました。若い人に多く発症しやすい傾向にありますが、その症状から病気という認知があまりされていません。ですが、周りからワガママだと認知されてしまうと患者本人は更に症状が悪化してしまいます。自分が新型うつにやりやすいかをしっかり知って対策を練ることでうつ病を事前に回避できますよ。新型うつは仕事などストレスの原因に対して拒絶反応が出てしまいますが、趣味に没頭している時間は元気など感情の起伏にムラがあるのが大きな特徴です。そんな新型うつ病の発症しやすい人は幼少期から世話のかからない優等生タイプの傾向にある人が多いようです。ほかには、周囲からの自己評価に敏感で人に嫌われるのを極度に嫌うことから自己主張をほとんどしません。そして、人に合わせてしまいがちなのでストレスが過多にかかってしまいます。また、浮き沈みが激しいのも特徴で女性の発症率が高いと言われています。周囲からの評価に敏感なことからミスを指摘されてしまったり失敗してしまったりすると、精神的ダメージが大きいようです。もしこの中のどれかに当て嵌まってしまっているなら、息抜きや日頃の些細な言動や行動を改めてみるのがお勧めです。
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