現代はストレス社会だと言われています。そのため、いつ誰がうつ病になってもおかしくないのです。ですが、うつ病を放置して悪化してしまうと休養期間が長くなってしまいます。人によっては休職をしないといけないほどに事態が悪くなっていることもあるのです。ですが、患者さんが焦って無理に復職してしまうとかえって症状が悪化してしまうので注意が必要です。万が一うつ病になってしまった場合のために事前に復職までの手順を知っておきませんか。うつ病改善のために最初はしっかり休むことが大切です。これはエネルギーを回復させることを目的としています。そのため、無駄なエネルギーを消費しないために心の負担になっていたストレスの原因から離れることが最も重要なのです。このときに焦って会社へ復帰してしまうのは良くないです。ストレスを処理するのがとてもエネルギーを使います。うつの症状がある患者さんはすでにエネルギーが不足しているので、中途半端に復職してしまうとかえって心に負担を与えてしまいます。それを防ぐためにも無理せず安静にしていましょう。エネルギーを回復する方法はよく寝ることです。昼・夜構わず寝ることが回復への糸口になります。うつによる心や身体のだるさはエネルギー不足が原因です。それを解消するには寝るのが一番です。この時期は体内時間が乱れているので無理に生活リズムを整えようとはしないで睡魔がきたときにすぐ寝ることが大切です。しっかり休養ができたら次は身体を強くしていく作業です。補給したエネルギーを使って適度な負荷をかけながら体を慣らしていく作業が始まります。このときに急な負荷をかけてしまうと症状が悪化してしまうのでちょっとずつ体を慣らしていきましょう。この期間中で体内のリズムや生活サイクルを戻していく作業を行なっていきます。この期間で大切なのはエネルギーを使ったあとはしっかり休んでエネルギーを補給することです。毎日30分ほどウォーキングができるようになってきたら、次の心を強くしていく段階に移ります。このときに大切なのが自分の性格の傾向を知ることです。性格分析などを行なって自分がどんな性格でどんなことがストレスになるのかをしっかり把握する必要があります。自分のことを知ることでうつ病発症当初にあったであろう症状に対する不安が払拭されます。それだけでもストレスの原因を排除できます。ストレスの原因になる考え方や行動を理解できたら、次にそれを直していきます。もし修正が出来なかったらまた同じことが原因でうつを再発してしまう恐れが十分にあるためです。こればかりは自力ではどうにもならないので医師と一緒に治療を続けていきましょう。心と身体を強くする段階が終われば次に復職する前に職場近くまで行く練習をしてみましょう。最初は負担のかからない時間帯に行ないます。それに慣れてきたなら段々と実際の通勤時間に近くまで行ってみましょう。そのときに職場近くの喫茶店で時間を潰してから帰ることがより望ましいです。短時間勤務が可能な職場ならリハビリで復職してみましょう。それで無理なく仕事が続けられるようであれば復職できますよ。
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